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2016.03.27
早起きトンボたち@フラワーセンター

三寒四温が続いているが、今日(26日)は思ったほど寒くはない。午後ちょっとだけ近所を散歩してフラワーセンターに寄ってみた。昨年の今頃、スイレン池の柱に越冬トンボのホソミイトトンボが止まっていた(2015.3.24の記事参照)ことを思い出し、まずはスイレン池へ。すると、何と何と同じ柱にトンボが一匹止まっていた! 一回きりでその後見かけなかったホソミイトトンボが命を繋いでいたのか?と思ったが、よく見るとホソミイトトンボより小さい。肉眼では黒っぽくて胸の模様などは確認できず、望遠でストロボ撮影すると全体が赤っぽいことが分かった。アオモンイトトンボの未成熟体かな?
フラワーセンターで春一番に出てくるイトトンボはクロイトトンボで、アオモンは少し遅れると思っていたが、そうとは限らないようだ。

翌27日、中央公園の帰りがけにフラワーセンターに寄ってみた。昨日のイトトンボが気になっていたが、その姿はなかった。羽化後いったん水辺を離れるトンボは多いが、イトトンボもそうなのだろうか?
アオモンイトトンボが羽化してるならクロイトトンボもいるのでは?とスイレン池に目をやると、まさに脱皮寸前のクロイトトンボがいた! 昨年見たのと同じような状態だ。(2015.4.3の記事参照) 脱皮してから翅が伸びて成形してゆく過程を見守った。

それにしてもまだ3月、羽化が早過ぎないだろうか? 昨年4月3日には、羽化に失敗した可哀想なクロイトトンボをたくさん見た。あれはもう見たくない。

大船フラワーセンター/2016.3.26&3.27
▲スイレン池の柱にトンボが!

▲ストロボ撮影してみたら、アオモンイトトンボの未成熟体?

▲同上。もう一枚

翌日もフラワーセンターへ。

▲15:33/脱皮中のクロイトトンボが!

▲15:35/「脱げた〜!」

▲13:35/「やったね!」

▲15:36/生まれたてはこんな形

▲15:42/脱け殻につかまりながら体が整うのを待つ。翅が伸びてきた。

▲15:43/どんどん伸びる

▲15:51/もう伸びるだけ伸びた。

▲16:08/翅が伸び切ったら、今度は腹部が伸びてきた

▲16:17/翅も体もまっすぐに伸びて、これで完成!

▲16:22/羽化成功、おめでとう! 飛べるようになるまでもう一息、ガンバレ!

[2016.3.29追記]
翌々日、フラワーセンターの同じ場所に行ってみると、スイレンの葉の上に“一人前”になったクロイトトンボが一匹! 他にトンボの姿はなく、「ああ、あの子だ!」と直感した。昨日は見てないが(フラワーセンターは休みの日でもある)、ずっとここにいたのだろうか? しかも数回シャッターを切ったところで、飛び上がって屋根の上に飛んで行ってしまった。絶妙のタイミングで羽化成功を見届けることができたわけだ。

▲「見て、見て〜! もう飛べるんだよ!」/2016.3.29


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