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2014.07.25
プチ遠征観察会/北杜市白州町

今日から一泊で山梨県へ。いつもの観察会メンバー7名(明日は8名)が集まる。今日は北杜市白州町の里山を歩き、明日は小淵沢町の観音平へ行く予定だ。
10時に「道の駅はくしゅう」に集合後、早速近くの雑木林へ。昨年はオオムラサキがたくさんいたというが、今年は・・・? 静かなクヌギ林にそれらしき姿は見えず、今年はダメか・・と思い始めた頃、どこからかオオムラサキの雌がやってきて、まずは一安心。カブトムシやノコギリクワガタの姿も見られた。

雑木林を拠点に農道を歩く。ずい分昔に歩いたことがあるような“いつか来た道”が続いていた。一見何にもない所、だが、虫探しにはこういう所がいいことはみんなよく知っている。
ターゲットの一つだったホソミオツネントンボ他数種のトンボ、各種カミキリムシ、初見のオトシブミ、ゾウムシ、見慣れないバッタなどに出会いながら、午前・午後と別のコースを一巡りした。帰り際にオオムラサキの力強い飛翔姿も目撃!

山梨県北杜市白州町/2014.7.25
▲静かな雑木林、どこからかやってくるオオムラサキ

▲同上

▲オオムラサキ♀に接近!/写真2写真3写真4写真5戻る
▲オオムラサキ♂にも出会ったが、開翅を近くで見ることはできず・・

▲クヌギの木に張り付くノコギリクワガタ

▲カブトムシも

▲アオカナブンも、みんなクヌギが大好き

▲オオミスジ/名前のとおり大きい

▲初見のホソバセセリ

▲薄暗い林下でホソミオツネントンボに出会った。最近発生したものだろうが、ここから来年春か初夏の頃まで生きる長生きトンボだ/他の箇所にもいた戻る
▲マユタテアカネ未成熟体

▲ミヤマアカネ未成熟体

▲ノシメトンボ未成熟体(または♀)

▲ハラビロトンボ♀

▲オオツノトンボ

▲初見のオトシブミはウスアカオトシブミ/イタドリなどが密生する下草の上にいた。食草は多岐にわたるようだ

▲オトシブミもう一種は無印“オトシブミ”/クリの葉裏にいたもの

▲カメムシ三種:エビイロカメムシ幼虫/セアカツノカメムシメンガタカスミカメ戻る
▲クロタマゾウムシ/キリにいるとは聞いていたが、なかなか見つけられなかったもの。一度実物を見たので、これからは自分でも探せそう・・

▲林下にシャクジョウソウ。腐生植物でギンリョウソウと近縁

▲シデシャジン(キキョウ科)

▲ウバタマムシ/可愛い目をしている

▲道端の伐採木にミヤマカミキリ/恐い顔!戻る
▲暑くて限界・・、ひと休みして行こうと立寄った木材置き場にカミキリがいっぱい! 撮影に忙しくて結局休めなかった(^^ゞ/これはウスイロトラカミキリ

▲エグリトラカミキリ

▲緑っぽくないけどミドリカミキリ/他にルリボシカミキリ、ヤツメカミキリ、シラホシカミキリなどいた

▲木材置き場に見慣れぬ小さなバッタ。ヒロバネヒナバッタか?

▲別の場所にいたゴマダラカミキリ/里山だけあってカミキリムシが多い。ゆっくり探せばまだまだいそうだった

標高600m余りで「今日はあまり涼しくはないだろう」と予想していたものの、涼しくないどころか今年一番の猛暑日になり、日向に長くいられないほどだった。それでも、林の中に入れば暑さも忘れ、“熱虫症”が“熱中症”を撃退してくれた。
午後4時半、みんな満足して今日の宿・原村に向かう。



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