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2014.07.06
梅雨の広町緑地

1ヶ月ぶりに広町緑地へ。虫が多そうな3本の散策路を歩く。この1ヶ月の間に草丈が伸びかなり様子が変わっていた。クリ(クヌギに訂正)の木にゴマダラオトシブミの姿はもうなかったが、無事代替わりできたのだろうか?
湿地の中で見慣れない木がびっしりと花序を伸ばしている。蔓性植物のようにも見えた。広町で名前の分からない木に出会うことは殆どないが、かなり距離もあり最初は何だか分からなかった。取り敢えず撮って液晶で拡大してみると、見覚えのある葉! クマヤナギらしい。中央公園でもあちこちでクマヤナギの幼蔓は見るものの、花の咲くような株にお目にかかったことはなかった。
湿地の至る所にカナムグラが密生している。カナムグラヒメゾウムシのペアがあちこちにいた。カナムグラを食草とするキタテハもさぞ住み心地がよいだろう。先日中央公園でも見たトウキョウヒメハンミョウも湿地のあちこちで見られた。

今日いちばん季節感を感じたのは、ベッコウハゴロモの幼虫。毎年今頃下草の上に乗っているのを見かける。お尻に毛束をつけた金魚のような姿は奇妙そのもの、そんな子を5、6匹見かけた。
他にも、不気味なオオトリノフンダマシ、びっくりするほど大きいナナフシモドキの成虫、探していたメスジロハエトリの♂など、収穫の多い広町虫散策となった。

広町緑地/2014.7.6
▲高い所からこっちを見下すハエトリグモ。初見のような・・、でもどこかで見たような・・/横から見るともしかしてメスジロハエトリの♂かも?戻る
▲帰宅後調べると、やっぱりそうだった!/左:メスジロハエトリ♂ 右:♀/ 「どこかで見たような・・」と思ったのは、以前♀を撮った時に♂の顔をネットで見ていたからかも知れない。こうして見るとどちらも“いい顔”してるなあ・・(^^)

▲今年も出てきました、ベッコウハゴロモの幼虫/後ろから見たところ、こんな風に毛束がついているのか・・/正面から見たところ、生きもののようには見えないが・・/成虫になるとこうなります戻る
▲オオトリノフンダマシの奇怪な“顔”/もう一枚戻る
▲クズノチビタマムシ(上)とカラスハエトリ♂(下)がお見合い/何事もなくすれ違って行きましたカラスハエトリ♂の正面顔戻る
▲体長10cmぐらいあったナナフシ(ナナフシモドキ)成虫/ついこの間、こんな頼りなげな子だったのが信じられない/ちなみに、成虫の顔はこんな風!戻る
▲複数箇所でイノコヅチカメノコハムシに出会った。いずれもイノコヅチではない草だったが

▲ハエドクソウ/ここでもうす暗い湿地に咲いていた。近くにはウマノミツバもあり

▲かなり大きな株に育ったクマヤナギ、秋には赤い実がなるでしょうか?/もう一枚戻る
▲田んぼ周りに咲いていたチダケサシをアップで

▲開けた田んぼ脇で交尾中のハスジカツオゾウムシ。平和だね!



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