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2012.06.17
梅雨の頃:散在ガ池

「梅雨の花」と言えば紫陽花とイワタバコが思い浮かぶが、今年は虫ばかり追いかけていて、このままでは花期を逸してしまいそう・・。
ということで、晴れ間を探して散在ガ池に行ってみた。
昨年もこの時期に来ているが、イワタバコは昨年より早いかも? 遅れて咲くせせらぎの小径の方もかなり咲いていた。しかし「よく咲いている」と言っても、人の手が入ったお寺の岩壁などとは違う。昼でも暗いせせらぎの小径、切り立つ岩壁を下からじっと見上げて初めて「ああ、咲いているんだ!」と分かる程度。だが、この控え目な咲き方が何とも言えず、毎年見たくなる。

せせらぎの小径では、カワトンボが2頭とヤマサナエが1頭水辺で待機していたものの、ハンミョウも少なくひっそりとしていた。
今日の特筆事項としては、ウスモンオトシブミをついに見つけたこと。食痕があるキブシの葉を何げなく見ると、小さなウスモンオトシブミが乗っていた! この時期だと、成虫になりたての新世代だろう。散在ガ池はあまり昆虫観察には向いてないのでは?と思っていたが、ウスモンオトシブミの発見は今後に期待を持たせてくれそうだ。

散在ガ池森林公園&その近隣/2012.6.17
▲イワタバコ

▲同上

▲カワトンボ

▲ヤマサナエ

▲ヤマアジサイ

▲ムラサキシキブ

▲トキワツユクサ

▲ホタルブクロ

▲そこでダンスしてるのはウスモン君?

▲やっぱりそうだった!

▲一人前の成虫になれておめでとう!

▲「金網長屋で暮してるクズです。我家のお客さまをご紹介します」

▲「マルカメムシさんの卵、ほとんどが無事に孵化しました」

▲「マルカメムシさんの一齢幼虫です」

▲「もちろん成虫もたくさんいます。繁殖力がすごくて驚きです」

▲「常連さんのコフキゾウムシさんたち、いつもラブラブです」

▲「オジロアシナガゾウムシさん、こちらも常連さんです」

▲「ちょっと珍しいお客さま、ヒメカメノコテントウさん」

▲「こちらさんはどなたでしょう? アカイロマルノミハムシさんですか?」

▲「こちらはお隣のアオツヅラフジさんちのお客さま、クサギカメムシさんのご夫婦です。金網長屋は今日も賑わっています!」


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