2011.06.04(2)
切通しの今
梅雨の切通しと言えば、まず思い浮かぶのはイワタバコ。この日はイワタバコの開花状況を偵察する意味もあって十二所に出かけた。昨年はイワタバコの開花が遅かったが、今年も同様、切通しに行く途中の日当りのよい壁面には咲いていたものの、他はまだ一週間はかかりそうな状態だった。それと、もっと雨が降らないとイワタバコの花はきれいに咲かない。
川面に垂れ下がるテイカカズラが咲き始めている。テイカカズラはどこにでも見られるが、ここは日当りがよく見事な花つきだ。
白い花にはモンシロチョウやモンキアゲハが吸蜜に訪れていたが、特筆すべきはゴマダラチョウがいたことだ。かなり遠かったが、常緑樹や食樹のエノキの回りを飛び回っている姿が見えた。鎌倉ではゴマダラチョウはめったに出会わない蝶、十二所に来た時は、これからも注意していよう。
切通しではいつものようにハンミョウが迎えてくれた。水辺にはカワトンボに加えてヤマサナエの姿もあった。
十二所・朝夷奈切通にて/2011.6.4
▲高木から川に向かってぶら下がるテイカカズラ
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▲同上
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▲同上。よい香りに誘われてモンシロチョウがやってきた
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▲遠方に飛んでるのはゴマダラチョウ!
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▲同上。かなりくたびれている?
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▲川縁に多いウツギ
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▲切通しに入ると蝶は少なかったが、コミスジが吸水に来た
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▲切通しの主・ハンミョウが歓迎(?)してくれた
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▲ん? このハンミョウは斑紋の模様が変わってる?(↓参照)
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▲左が普通の斑紋/右は少し違うもの(2006.9.2 荒井沢市民の森で撮影)/↑のハンミョウはいずれとも違う
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▲カワトンボほど数は多くないが、常連さんのヤマサナエ
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▲切通しに多いアカショウマ
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▲切通しに入る前に、日当りのよい壁に咲いていたイワタバコ
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▲切通しのイワタバコはまだこれぐらい
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