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2010.07.14
梅雨明け待たずに高原へ

毎年8月のお盆過ぎに高原に行っているが、その頃になると短かい高原の夏は終りに近く、湿原もやや寂しくなっている。湿原でいい花を見るには梅雨の間がよいということで、今年は早々と2泊3日で出かけることになった。
梅雨の晴れ間に当れば最高だが3日間とも晴れることは望めず、雨対策は万全で出かけたが、幸か不幸か第1日目にしてそれがすべて役に立ってしまった。

この日は昨年も一昨年も訪れた高峰高原〜池の平湿原へ。雨の中の散策とあって、カメラも一眼レフはやめて小さなコンデジ一本にした。
1ヶ月違うと湿原の様子もかなり違う。8月にはヤナギランが咲くであろう所にはアヤメの群生が見られた。湿原にはグンナイフウロ、テガタチドリ、キバナオダマキ、新鮮なウスユキソウ、尾根では霧に煙るハクサンシャクナゲが印象的だった。
コマクサはよく咲いていたが、金網越しに見ても風情はなく、おまけに吹き荒れる風雨で写真はほとんど撮れなかった。

雨と霧の中で/長野県東御市・池の平湿原/2010.7.14
▲アヤメの群生

▲今回アヤメとヒオウギアヤメの違いが初めて分かった。ここに群生しているのはアヤメ

▲同上

▲テガタチドリは今が最盛期

▲テガタチドリのアップ

▲グンナイフウロ

▲尾根道のハクサンシャクナゲ

▲同上

▲コマクサは証拠写真だけ・・

▲ギンリョウソウ。レンズに水滴がついてこんな写真が・・

予報では雨が降ったり止んだり…ぐらいと思っていたが、雨雲が動く気配はなく、大した雨量ではなかったが長時間降り続いた。
それでも山のベテランの方のお蔭で、危ない道は通らずに、ほぼ予定どおり湿原を一周できた。感謝!


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