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2010.05.28
揺籃の作成

クリの葉を巻くゴマダラオトシブミ、先日中央公園で初めてその正体が分かったが、今日は幸運にも揺籃作成の現場に立会うことができた。
先日(5月25日)見たクリの葉は、まん中あたりで横に切れ込み、さらに上方に少し切れ込んだ状態だったが、今日は偶然にもその状態から先を観察することになった。

鎌倉中央公園/2010.5.28
▲13:01p.m. 切り込みを終え、折り癖をつける作業にとりかかる

▲13:03p.m. 主脈に沿って噛みながら折り癖をつける。噛んで葉をしんなりさせる意図もあるようだ

▲13:04p.m. 葉先まで来た

▲13:07p.m. 方向転換してもう一度上に向かって折り癖をつけていく

▲13:19p.m. 上まで行ったらすぐに引き返す

▲13:21p.m. いよいよ先端から巻く作業にかかる

▲13:22p.m. ♂は現れず♀だけで作業を続ける

▲13:27p.m. 葉先を中に巻き込むように・・

▲13:41p.m. こっち側を締めたと思ったら

▲13:44p.m. 逆側に回ったり忙しい

▲13:49p.m. 葉の中に潜り込んで作業

▲13:53p.m. もう一度逆側を点検

▲13:58p.m. 最後に蓋をするように葉を折り返した。これで巻き戻らずにすむ

▲13:59p.m. 完成おめでとう! お疲れさま〜!

▲14:01p.m. 右が出来立ての揺籃

かなり高い場所だったため、いつ産卵したのか?など細かいところまでは分からなかったが、折り癖をつける作業から完成まで約1時間、釘付けになって見上げていた。
切り込みを入れる作業に恐らく30分ぐらいを要していると思う。小さな♀が1時間半、休むことなく単独でこんなに精巧なものを作ってしまうその“頭脳”と“エネルギー”と“集中力”に敬服!


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