今日は茅ヶ崎の清水谷と呼ばれる谷戸を歩いた。ここは市民の森として保全されているようだ。初めて訪れた場所だったが、水の流れに沿って湿地と森が奥深く続き、なかなか面白そうなところだった。
トンボやクロコノマチョウの飛ぶ森を歩いていると、今日もまた一頭のアサギマダラが飛んできた。単独飛行のようだ。シロヨメナで吸蜜したり、あちこちの葉で翅を休めたり、色々サービス（？）してくれる。そのうち、トリカブトにも立ち寄って吸蜜していった。「猛毒と言われるトリカブトで！」と、ちょっと驚いたが、考えてみればアサギマダラはキジョランの毒（アルカロイド）を体にため込むことによって武装している。また、アサギマダラの好きなヒヨドリバナにもアルカロイドが含まれるとのこと。トリカブトが好きでも不思議はない訳だ。

この日は、もう一箇所立ち寄った先でもアサギマダラに出会った。小さな庭に園芸種のフジバカマが植えられていたが、目ざとく見つけてやってきたものだ。本当に蝶たちの本能には恐れ入ってしまう。

アサギマダラ＠茅ヶ崎／2008.10.21

▲シロヨメナで ▲同上 ▲今度はどこへ？ ▲エノキでちょっとひと休み ▲トリカブトも好物？ ▲大好きなフジバカマ