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2008.05.13
ミズキと毒蛾

今日は写真の会で昨年に続き横須賀市のくりはま花の国へ(昨年の写真)。昨日からの雨が降り続いていたが、午後には上がるということで時間を遅らせて決行した。が、雨は上がったものの風が強く、被写体のポピーはすこしもじっとしてくれなかった。ならば、「風」を撮ろうと試行錯誤したが、単なるブレブレ写真に終った。
どんな状況でも「その時その場ならではの写真を撮ろう!」とするのがこの会の人たちではあるが、さすがに収穫は少なかったようだ。しかし、思いがけない写真が撮れた人もいるかも知れない。後で見せてもらうのが楽しみだ。
写真は本題と関係ないが、まずは花の国へ行った証拠写真を。

くりはま花の国・ポピー園/2008.5.13




さて、本題。ポピー園の背後は丘陵地、自然のままの林が残っている。特に目新しい木は見つけてないが、遠くから見て「何? この木!」と思うものがあった。まだ芽吹き前なのか、細い棒状の葉?が木全体についている(すぐ↓の写真)。しかし、こんな木は見たことないし何か変だ・・と思って近づいてみると、 その棒状のものは葉の葉脈だということが分かった。見ると木全体にびっしりと毛虫がついている。彼らがこの木の葉を食べ尽くし、主脈だけ食べ残したのだった。それにしても、よくもまあ、これほど見事に!
辺りを見回すと、わずかに葉が残っている木もあった。木肌や葉痕を見ると、どうやらこの木はミズキらしい。その後、ハーブ園の方に向かったが、ミズキというミズキがすべてこのケムシにやられていることが分かった。先の木のように葉の主脈しか残ってないものもあれば、花序が残っているもの、一応花の咲いた痕跡はあるが、葉がほとんど残ってないもの・・、とにかく無傷のミズキは一本もなかった。
後で調べてみると、これはキアシドクガの幼虫のようだ。(写真も撮ってあるが、敢えてアップするのはやめておこう。) いつの時点か分からないが、この辺りで大発生したのだろう。ハーブ園の高い所から見渡すと、かなり離れたところにもミズキが見えたが、葉はやはりドクガにやられているようだった。

ミズキがピンチ!/くりはま花の国/2008.5.13
▲葉の主脈だけ残っている

▲花は咲いたけど・・


▲花の国からかなり離れたミズキもやられている



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