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2008.02.21
冬の木々

前にも書いたが、花も葉もない冬の木(落葉樹)は判別する手がかりが少ないように見えるが、実はそうでもない。
この時期ならではの姿を見ることもできる。一つは冬芽と葉痕。いつも書いているように、これは冬の木の同定にはなくてはならない部品だ。
だが、冬芽や葉痕は近くまで寄らないと見ることができない。遠い山に並ぶ木々がその樹形から何の木か分かったらいいなと思う。マクロレンズなど持って歩くと、ついつい部分ばかり見てしまうが、最近もっと木全体を見ようという気にもなった。

何十回も歩いている中央公園だが、まだまだ見落としている木もある。雌雄のある木は雄木と雌木の所在が分かっていると花を撮る時に好都合だ。色んな予測を持って歩けば、今まで見えなかったものが見えてくるかも知れない。

木々の冬の姿/鎌倉中央公園/2008.2.21
▲クマシデ/思いがけないところで果穂をつけた木を発見。この果穂は間違いなくクマシデ!

▲ラクウショウの実/ラクウショウやメタセコイアの花はなかなか見られないが、この木は要マーク。ただし、実は相当高いところにしかないが・・

▲カツラの実の痕跡/雌木は少ないので、実のついた木を探しておいて雌花を撮ろう

▲ムクノキ(左)とケヤキ(右)
どちらも節々で枝がジグザグになっているが、ムクノキの冬芽が伏生してるのに対し、ケヤキは開出してる(伏生・開出について)。かなり遠くからでも分かる特徴だ


この冬芽たちは誰?/鎌倉中央公園/2008.2.21
▲ボダイジュの一種ということは分かるが・・

▲「ミズナラ」というプレートがついているが、夏に葉を見ると普通のミズナラではない。冬芽もミズナラとは違うようだが・・。洋種??


「?」と思うプレートについては、先日大船フラワーセンターにもあった。

▲別のプレートがついていたが、これはトチュウと思われる
大船フラワーセンター/2008.2.19



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