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2007.11.28
カエデドコロとキクバドコロ

先月23日、横浜市と鎌倉市の市境をハイキングしたが、1ヶ月経って再び同じコースを歩くことになった。
前回見たもののその後を見ること、前回疑問に思ったことの再チェック、前回見落したものへの期待、などなど目的は色々あったが、それぞれ収穫があった。

その一つが「カエデドコロとキクバドコロ」の見分け。前回見たカエデドコロは間違いないとして、帰宅後その存在を知ったキクバドコロを確認することができた。
実は、前回も一箇所でキクバドコロを見ていたのだが、それと自信が持てなかった。今回同じコースを歩いてみて数箇所に同じような葉の蔓性植物があることが分かった。葉が黄葉してきたので目につきやすくなっていたからだと思う。
どちらも葉が何裂かしているが、キクバドコロの方が裂片の先が尖っている。葉の大きさはいずれも個体差があるが、大きい葉を比べるとキクバドコロの方が横広がりなのも特徴か?
もう一つ、これは前回もそうだったが、採取してきた葉をスキャンした後放置しておいたところ、キクバドコロは一日でまっ黒になってしまった。一方、カエデドコロはまだ緑のままだ。これが見分けのポイントになるかは?だが…。

キクバドコロ/2007.11.28/横浜市栄区上郷
▲裂片の先は尖っている


カエデドコロ/2007.11.28/横浜市栄区上郷
▲裂片の先はまん中以外は丸みがある
▲カエデドコロの実


スキャン画像
▲キクバドコロ/採取9時間後
▲カエデドコロ/採取11時間後
▲カエデドコロ(左)とキクバドコロ(右)/採取27〜29時間後


ところで、信州などに行くとよく見るのが、↓のウチワドロコ。カエデドコロやキクバドコロより切れ込みが細かく裂片の数が多い。
さて、これらが混在していても見分けがつくかな・・?

▲ウチワドコロ/2005.8.17/長野県・蓼科高原



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