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2007.10.25
ムラサキシキブの仲間達

赤や黒が多い秋の木の実。そんな中、ムラサキシキブの紫の実は異色に映る。鎌倉にはこのムラサキシキブがとても多い。少し暗い樹林の中で、今ユニークな色の実をつけている。
ムラサキシキブの仲間にも何種類かあるが、鎌倉では大多数が無印ムラサキシキブだ。地域によってヤブムラサキも生えているが数は少ない。鎌倉中央公園や広町緑地にはヤブムラサキはなく、散在ガ池や天園近くでムラサキシキブと混生しているのを見た。
また、非常に花つき、実つきのよいムラサキシキブを稀に見かける。葉も幅広で大きく、一見して普通のムラサキシキブとは違うと思うこともある。これはオオムラサキシキブか、またはオオムラサキシキブとの交雑種かも知れない。
ムラサキシキブは交雑種を作りやすい木らしい。
なお、庭によく植えられているのはコムラサキ(園芸種)で、ムラサキシキブとは別種。まだ、コムラサキの野生種は見たことがない。

▲ムラサキシキブ/2007.10.25/鎌倉中央公園
標準的か、どちらかというと、実つきのよい果序

▲ヤブムラサキ/2007.10.23/散在ガ池森林公園
全体的に毛深く、実の数は少ない。実は萼に包まれている

▲オオムラサキか、オオムラサキとムラサキシキブの交雑種?
2007.10.25/鎌倉中央公園

▲コムラサキ(園芸種)/2007.9.23/鎌倉中央公園
一般的に実つきはよく、写真のように枝垂れることが多い



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