散在ガ池森林公園に行く。せせらぎの小径にはまだキツリフネが咲き残っていたが、この時期、花は少ない。ヤブミョウガがそこここに咲いていた。すでに実をつけているものが多いが、白い玉、淡い緑の玉、茶色の玉、青い玉、紺色の玉・・、季節感ある光景だ。足下にはカラフルなハンミョウが数匹出迎えて（？）くれた。
時折カラスアゲハやモンキアゲハが飛ぶも、カメラに収めることはできなかった。昨年ここで見たカラスアゲハの美しさは鮮明に覚えている。ここはミカン科のコクサギが多いから産卵場所には事欠かないだろう。クサギの花も黒いアゲハたちのお気に入りだ。

タマアジサイが見頃を迎えていた。森によく似合う紫陽花だ。
いつものように尾根道をひと回りする。以前見つけていたフユイチゴに花が咲いていたのが嬉しかった。ツルニンジンは中央公園同様まだ蕾だったが、あと1週間ぐらいで咲くだろうか・・？ 特に遅いという訳でもないだろうが、逆にいちばん驚いたのはコウヤボウキがもう咲いていたことだ。すでに枯れた花もあったから、8月から咲いていたのだろう。他の場所のコウヤボウキも要チェックだ。

散在ガ池森林公園／2007.9.4

▲木道沿いにひっそりと咲くヤブミョウガ ▲白い花から紺色の実まで、この季節らしいヤブミョウガの姿 ▲キツリフネ ▲せせらぎの小径、足元にはハンミョウがぴょんぴょん飛ぶ ▲タマアジサイは静かな森によく似合う ▲池のほとりにはガクアジサイの名残が ▲尾根道にフユイチゴの花が咲いていた ▲例年より1ヵ月以上早いコウヤボウキ