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2007.05.15
ジャケツイバラに再会

初めてジャケツイバラの花に会ったのは昨年5月21日だった。間近で胡蝶蘭のような個性溢れる花を目にし感激したことは忘れられない。また、今年の冬にはジャケツイバラのいじらしい冬芽兄弟たちにも会うことができた。何かと話題の多いジャケツイバラである。
さて、今年も花期がやってきた。先日の大地沢では今週末ぐらいが見頃と思えたが、近くの荒井沢ではすでに満開という。急遽出かけることになった。

昨年と同じポイントに立つと、昨年より見通しがよくなって、スギの木の上方にたくさんの花が見られた。昨年は不作と聞いていたが確かに今年の方がよく咲いていた。蔓性の木と家主(親木)との関係は微妙と思うが、荒井沢ではジャケツイバラが成長し過ぎると、家主であるスギが枯れてしまうとのこと。あまり家主さんを苛めてはいけないよ > ジャケツイバラ
花を撮りかけたところで、空模様が怪しくなり雷が鳴り始めた。こんなところで雷に遭うのはゴメンだ。急いで山を駆け降り、湿地入口の屋根付ベンチでお弁当を食べながら雨宿りした。かなりの風雨だったが、幸い1時間ほどで晴れ、再び元の山道を登った。

写真はと言えば、三脚を持ってこなかったのがやはり失敗だった。300mmレンズで手持ちで花を撮るのはちょっと厳しい。それと、花をよく見ると開いている花がほとんどない。やはり時期が少し遅かったのだ。雨が降って新緑はますます美しくなっていたが、花にとってはいっそう傷みが進んだのかも知れない。
炭焼き小屋方面に山を降り元に戻ったが、フェンス際にもジャケツイバラが少し咲いていた。ここは昨年は咲いてなかったはずだ。やはり今年は豊作なのだろう。比較的近いところで、あまり傷んでない花を撮ることができたのはラッキーだった。

ジャケツイバラ/2007.5.15/横浜市栄区・荒井沢市民の森


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