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2007.05.02
GWのフラワーセンター

昨日・今日はGW中とはいえ平日、こういう日に行っておこうかと午後大船フラワーセンーに寄ってみる。今見ごろのハンカチノキ、フジ、咲き始めのトチノキ、森の小道などをひと回りした。大した被写体も見つからず、すぐに帰ろうかと思ったが、珍しく入口近くのベンチに座ってぼんやりと園内を見渡す。さすがに普段より人は多い。どんな客が多いかと言えば、50代・60代の夫婦連れが圧倒的に多いように感じた。ちなみに私は夫とフラワーセンターを歩いたことはまだない(笑)。 その他、若い親子連れ、若いカップル、年配の女性グループなどなど。

しばらくすると、隣のベンチに座った老婦人(後で80歳と聞く)から声をかけられた。手に持った雑草と枯れ葉を見せ、「これ、何だか分かる?」「これはホトケノザで、こっちはヤエムグラ、枯れ葉はクスノキかな?」と答えると、こちらもかなり植物好きと思われたのか、次々と植物談義が始まった。(^^;)

聞けば、日本中を北海道から九州までよく旅してきたそうで、地域の植物にもとても詳しい。若い頃は山にもよく登っていたそうで、見かけも話も若く感じた。昔は写真も撮っていたけど、自分がいなくなったらみんな捨てられてしまうと思って止めてしまったとか。「息子の嫁が何でも捨てちゃうのよ。私にとっては大事なものも、興味のない人には価値ないものだから・・」とちょっぴり愚痴も。うーん、難しい問題だけど、何だか勿体ないな・・と感じた。ネットが使えれば、写真に限らず、こういう方たちの持つ貴重な情報を多くの人たちと共有できるのだけど・・。

東京の散策会2つに所属されてきたようで、そのうちの一つは私も知っている会だったので話は尽きず、1時間以上、閉園近くまで話し込んでしまった。
色々考えさせられることもあり、書きたいこともあるが、長くなるのでまた別の機会にしたい。
今日はあまり面白い写真も撮れなかったが、この女性に会ったことがいちばんの収穫だった。

GWの大船フラワーセンター/2007.5.2
▲ハンカチノキ
▲同上
▲ツクバネウツギ
▲トチノキ
▲クロバナロウバイ
▲フジ棚


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