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2007.04.06
春の女神・ギフチョウ

“春の女神”と呼ばれるギフチョウは一年に一度、今の時期に現れる。とは言え、神奈川県内でギフチョウが見られる里山はもうほとんどないそうだ。
今日は自然好きの人達による月一回の自然観察会。今年初めての蝶観察会が藤野町の石砂(いしざれ)山で開かれた。石砂山に行くのも、ギフチョウを見るのも初めてのこと。楽しみ、楽しみ。

午前10時頃からベテランの方々が選んでくれたコースを歩き始める。ここ二、三日寒い日が続いたが、今日はまた春の日差し。日当りのよい山道を歩き始めて間もなくギフチョウが現れた。「撮れなくても最悪見るだけでもいい」とみんな思ってきたので、まずは第一目標をクリア。
目標のポイントまで上る。日当りはよいが、スミレなどの野草はなく枯れ葉の絨毯だ。しかし、ほどなく一頭やってきた。十数個の目が注視する中、“今日の主役”はひらひらと舞いながらやおら枯れ葉の上に下りる。近くにいた人達は一斉にレンズを向ける。もうちょっと!というところで飛んでしまい、なかなかベスト・ショットとはいかない。
こんなことを繰り返しながらも、早いうちに全員が今日のターゲットを一応カメラに収めることができた。第二目標クリア。

一応撮れたので、後は気をよくして周りの景色や植物に目が行くようになる。枯れ葉の中に咲くヒトリシズカやカンアオイを愛で、またカエデやダンコウバイを初め様々な木々の芽吹きを堪能し、時折山道に現れるギフチョウと戯れながら気分よく下山した。午前中の予定を終了。

ギフチョウの舞う石砂山を歩く/2007.4.6/相模原市藤野町
▲カエデの芽吹きが美しい
▲日当りのよいこんな山道にも時折現れた
▲予定のスポットに早速現れた
▲枯れ葉の上は暖かいのか気に入っているようだ
▲レンズの前に止まってくれた超ラッキーな人もいた
▲カンアオイの葉裏には卵が!
▲枯れ葉の中に咲くカンアオイの花

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