Back デジカメ散歩道 2006 Next
2006.08.30
マルタンヤンマ

この夏、中央公園の池にマルタンヤンマが産卵に来るという話を聞いていたが、なかなか見に行くことができず日が経ってしまった。先週末の夕方、この池の前でしばらく待ってみたが、もうピークは過ぎてしまったのかやって来なかった。「一時は3頭ぐらい現れる日もあったんですけどね。でも、まだ見られると思いますよ」と教えてくれる人もいたが。
昨日も夕方5時過ぎに立ち寄ってみたが、それらしきトンボは現れず帰りかけたが、ふと池の中を見ると、水草に張られたクモ(ナガコガネグモかも?)の網に何かひっかかっている。マルタンヤンマの雌に違いない! 初めて見るトンボだったが、予想よりずっと大きなトンボで驚いた。
写真もそこそこに「これは何とかしなくては!」という思いから、持っていた三脚を伸ばしてみるとどうにか届く。クモとトンボの間の糸を切り離した(と思った)。トンボはコナギの中に落ちバタバタともがいている。もう飛ぶ力がないのか・・?と思ったが、しばらくするとコナギの上に這い上がり、なおもバタついていた。
ここで初めてまだクモが離れてないことを知る。必死に糸を振り払おうとしていたのだ。再度三脚の先で糸を切ってやると、ようやくクモを切り離すことができた。フリーになったマルタンヤンマは軽やかに空高く飛んで行った。

コナギの中でクモの糸を振り払おうとバタつくマルタンヤンマ
こんな状態でも産卵していったのだろうか・・?
2006.8.29/鎌倉中央公園




Back | デジカメ散歩道 2006 | HOME | Next