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2006.03.02
オニシバリ

オニシバリは樹高1mにも満たない小低木だが、夏に落葉する珍しい木だ。枝がなかなか折れないほど樹皮が丈夫というのでこの名があるらしい。一方、オニシバリは別名ナツボウズとも呼ばれる。夏に坊主になるからで分かりやすい名だ。いずれもユーモラスなネーミングで覚えやすい。
図鑑によると、オニシバリは比較的乾いた落葉樹林内に生えるとあるが、鎌倉では広町緑地でよく見かける。早春のまだ寒いうちに目立たない黄緑色の花をつける。花が終ると雌株には赤い大きな実がつくが、花からは思いもつかない意外性が面白い。

ところで、このオニシバリは雌雄異株ということになっているのだが、雄花・雌花の区別が分かりにくい。
中央公園管理棟横に何本(二株?)かのオニシバリがあり、今たくさんの花をつけている。毎年赤い実を見ているので、この中に雌株があることは確かだ。実がつくのだから雄株もあるはずだ。
図鑑やネットで調べてみると、雄花の方が大きく花筒も長いとされている。中を覗くと雄しべの長さは同じように見える。雄しべに花粉がついているのが雄花、ついてないのが雌花ということになるのだろうか・・。花を分解しないと雌しべは見えない。
今日もしげしげと眺めてみたが、花筒の長さにも明確な差はなく、花粉の有無もすでに落ちてしまった可能性もあり、いまいちはっきりしなかった。
あとは、どの株に実がつくか要ウォッチだ。

▲2006.3.2/鎌倉中央公園
▲雌花?/2006.3.2/鎌倉中央公園
▲雄花?/2006.2.22/鎌倉中央公園
▲雄花?/2003.3.30/市内関谷



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