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2015.12.30
マンションの訪問客/12月の蛾 その2

いよいよ押し詰まってきた。今年は暖冬で朝玄関を出る時も「寒い」という感じではない。気軽に出られるのはよいが、虫がほとんどいなくなってきたので二日か三日に一度ぐらいのペースになった。
蛾については、「フユシャクが来るかどうか」が興味の焦点だった。
フユシャク(=12月〜3月ぐらいに発生・活動するシャクガ科の蛾の総称)が舞う姿を外で見ることは少なく、「身近かにいるのだろうか?」という疑問をずっと持っていた。夜行性のフユシャクが多いのかも知れないが、♂♀ともに近場ではほとんど気づいたことがなかったのだ。
結果は、12月末現在で3種計6匹のフユシャクが来た。数日間滞在するものが多かった。これぐらいマンションに入ってくるということは、外にはそこそこの数いるのだろう。もちろん来たのは♂ばかりだが、彼らの相棒はどこにいるのだろうか? 興味は尽きない。

新出・既出を問わず、この時期に現れた蛾を全種掲載した。(今季初登場はクロオビフユナミシャク、クシヒゲシャチホコ、テングナミシャク、チャバネフユエダシャクの4種)
マンションの通路・階段に来る虫(特に蛾)を撮り始めてもうすぐ1年になる。1年をどこで区切ったらよいのか悩むところだが、近いうちに少しまとめてみようかと思う。(どういう形でまとめるか思案中・・) 2年目もできる限り続けてみるつもりだ。

2015.12.16〜2015.12.30
▲カバエダシャク(シャクガ科)/2015.12.17

▲ケブカチビナミシャク(シャクガ科)/2015.12.17

▲ネスジキノカワガ(コブガ科)/2015.12.17

▲ニジュウシトリバ(ニジュウシトリバガ科)/2015.12.17/12.11〜12.20までいた。

▲この時期には珍しいオオマエキトビエダシャク(シャクガ科)/2015.12.17

▲ノコメトガリキリガ(ヤガ科)/2015.12.17

▲クロオビフユナミシャク(シャクガ科)/2015.12.19/前回のクロスジフユエダシャクに続いて今季2種目のフユシャク

▲↑の近くにもう1匹。クロオビフユナミシャクの鱗粉が落ちたもの?/2015.12.20

▲クシヒゲシャチホコ(シャチホコガ科)/2015.12.20/数日間同じ階の壁にいた/12.22立派な“クシヒゲ”(12.25)別アングル(12.25)戻る
▲チャエダシャク(シャクガ科)/2015.12.22/12.7以後見てなかったが久しぶりの登場

▲テングナミシャク(シャクガ科)/2015.12.22/ネットにも情報が少ないし、見たことのない蛾と思ったが、以前来た不明蛾(2015.10.10撮影)も同種か?/戻る
▲チャバネフユエダシャク(シャクガ科)/2015.12.25/今季3種目のフユシャク。この日以来ずっと同じ所に止まっている

▲同上(個体2)/2015.12.28/この日は↑の個体以外にも2匹チャバネフユエダシャク♂がいた。

▲同上(個体3)/2015.12.28/模様は少しずつ違うが、これもチャバネフユエダシャク

▼蛾以外の虫。

▲まだ頑張っているハラビロカマキリ/2015.12.17

▲緑色のクサカゲロウは毎日そこら中にいるが、茶色タイプは稀/2015.12.22/別個体?(12.23)戻る
▲成虫越冬のツヤアオカメムシ、越冬時も鮮やかな緑/2015.12.22


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