【用語】  ― 対生・互生 ―

木の種類を判別する時、葉が対生(たいせい)についているか、互生(ごせい)についているかは大事なポイントです。全体からすると互生の木の方がずっと多いので、カエデ科、スイカズラ科、モクセイ科(一部の木は互生)など対生の木を覚えておくとフィールドに出た時に便利です。
葉が生い茂ってくると対生・互生が見にくい木もありますが、冬芽の対生・互生は分かりやすいと思います。対生の木でも枝の上部では多少ずれることがあります。枝の中ほどの冬芽を見て下さい。



冬芽の対生・互生

■イロハモミジ(左)
■ウリハダカエデ(右)

対生はカエデ科に共通する特徴です。

■イボタノキ(左)
■シナレンギョウ(右)

モクセイ科も対生が多い科です。

■メタセコイア(左:対生)
■ラクウショウ(右:互生)

メタセコイアとラクウショウは葉が繁ってしまうと区別しにくく、葉の対生・互生で区別するとよいと言われます。冬芽は全然違いますね。

■ミズキ(左:互生)
■クマノミズキ(右:対生)

ミズキとクマノミズキは冬芽は全然違いますが、花や葉はよく似ています。そんな時には、葉の対生・互生で区別します。

その他対生の冬芽たち

■オオデマリ(左:スイカズラ科)
■ゴンズイ(右:ミツバウツキ科)

対生はスイカズラ科共通の特徴です。

■クサギ(左:クマツヅラ科)
■ムラサキシキブ(右:クマツヅラ科)

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