【用語】  ― 葉芽・花芽・混芽 ―

冬芽には中に葉っぱが入っている葉芽(ようが)と花が入っている花芽(かが)があります。両者は外形から区別できることが多いようですが、分かりにくいものもあります。葉芽・花芽の他に、葉と花が両方入っている冬芽を特に混芽(こんが)と呼ぶこともあります。以下に特徴ある花芽を選んでみました。
※なお、個人的には「花芽」は「はなめ」、「葉芽」は「はめ」と呼んでいます。「混芽」はどうしましょう? (^^;)


ハナミズキです。
左が花芽、右が葉芽です。花芽は笠をかぶっているようで特徴がありますね。

可愛いボクサー?・アブラチャンです。
まん中の尖った芽が葉芽、両端の丸い芽が花芽です。

ハナモモです。
花芽・葉芽の区別がつきにくいですが、まん中が葉芽、両端が花芽です。

タブノキの花芽と展開の様子です。
タブノキの葉芽と展開の様子です。

芽吹きの早いニワトコの冬芽と展開の様子です。中から葉とカリフラワーのような花が出てきました。これは混芽だったことが分かります。

雌雄異株とか雌雄同株と呼ばれる木は雄花と雌花を別々につけます。冬芽の段階ではどちらか区別のつかないものもありますが、ハンノキなどは一見して分かりますね。
写真左で長く垂れ下がっているのが雄花芽、上部についている小さい芽が雌花芽です。写真右は葉芽です。


冬芽のいろいろを知ると、今度は展開の様子が見たくなりませんか?

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