「冬芽・葉痕」事始め

冬芽や葉痕に興味を持ち始めたのがいつだったのか定かではありませんが、木の花を追っているうちに、一年を通して変わる木の姿が気になり始めていました。そんな頃、たまたまカメラ屋でクローズアップレンズなるものを見つけ、「小さい花を撮るのに便利かも知れない?」と何気なく買ってみました。

それはケンコーの高々1320円のクローズアップレンズAC No.3でしたが、これをデジカメにつけてみたところ、目から鱗! それまで見えなかった世界が見えて来たのです。 当時(2001年12月)私が使っていたデジカメはSony CyberShot F505K。口径が大きくて明るいレンズに光学5倍ズーム、花を撮るにはよいカメラでしたが、残念ながらマクロには弱く、小さい野草などは初めから撮れないものと諦めていました。

ところが、このクローズアップレンズをつけてみたところ、30cmほどの距離でズームをいっぱいに上げることができることが分かりました。しかも、今までとても無理と思っていた小さな花にもピントが合わせやすくなったのです。嬉しくて今まで撮ろうと思わなかったものにも虫歯ミュータンス?目が行くようになりました。

“冬芽・葉痕の師匠”であるRyokucchiさんのHPにお邪魔するようになったのもちょうどその頃だったでしょうか? まるで人や動物の顔のような葉痕の楽しさに魅かれ、自分でも集めたくなりました。

右はその頃、Ryokucchiさんの掲示板に投稿した冬芽です。ミツマタですが、“虫歯ミュータンス”と名づけました。(^^;) 物語性のある冬芽が特に気に入っていました。

これが2年前ですが、撮り始めて2ヵ月後(2002年2月)にはもう冬芽・葉痕ページを作っていました。今年は3シーズン目、最近は散策仲間にも冬芽・葉痕ファンが増え、冬の散策が一段と楽しくなっています。そんな中で感じた「冬芽・葉痕探しの楽しみ」を少し書いてみることにします。(2004年2月記)

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