クロイトトンボ |
スイレン池のクロイトトンボに目がいくようになったのは一眼レフを持った2006年以降、フラワーセンターに行けば必ずスイレン池に立寄るようになったのは2013年以後だった。従っていつからスイレン池にこれほどのクロイトトンボがいたのかは定かではない。年によって多少もあるが、最近では2014年がピークだったように思う。この年はクロイトトンボに限らず、アオモンイトトンボ、アジアイトトンボも多かった。
クロイトトンボが出始めるのは4月頃だが、まだ寒暖の差が激しい時期、3月末〜4月初め頃は羽化に失敗した痛々しい個体も多く見かける。5月以降はスイレン池に行けば必ず葉の上で構える♂を見かけるようになる。年によって違うが、最盛期は50匹以上、70〜80匹ぐらいいるのでは?と思う日もあった。 クロイトトンボは羽化も交尾もスイレンの葉の上でするので観察がしやすい。そして交尾が終れば♂♀が連結したまま産卵飛行に出発、よい産卵場所を求めてあちこちのスイレンの葉を巡る。仲好く気持ちよさそうに飛行するトンボたちの目はどこか誇らしげ。飛行もゆっくりなのでレンズで追いやすく、ずっと見ていたくなる光景になった。 |
羽化・未成熟体春先、まだ寒い日もあるのに待ち切れない子が羽化を急ぐ。羽化に失敗して翅が伸びてこなかったもの、翅がくっついてしまって飛べるまでに至らなかったものが多いのもこの時期だ。ヒヤヒヤしながら羽化を見守る。 羽化間もない初々しい子たち。羽化後飛べるようになった子が池の柵や柱に止まっていることがある。空高く飛んで行くのを見たこともあるが、みんながみんな一度池を離れるのだろうか? フラワーセンターの園内では池の外にクロイトトンボがいるのを見ていない。 成熟体5月以降いつ行ってもスイレンの葉上で構える♂が見られる。多い時は数十匹もいるが、♀は少ない。どう見ても♂の方が数が多いように見えるが、実際はどうなのだろう? ♂は成熟するにつれ全身に青白い粉が吹くとされるが、その程度はさまざま。連結飛行してる♂を見るとあまり粉吹きになってないものもいる。
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