■2003.11.7
11月に入ると花もいよいよ少なくなり、健気に咲くノギクが愛らしくなります。木々は実をつけ鳥の訪問を待っています。木の実の色はどういう意味があるのでしょうね? 野草たちも個性豊かな実をつけて旅立っていきます。綿毛になって風で飛んでいくもの、ひっつき虫になって人や動物について運ばれるもの・・。
鎌倉の紅葉・黄葉は遅いのですが、中央公園ではハゼノキの赤い葉が部分的に目立つ程度。不順な気候のせいか、一般に今年の紅葉はあまりきれいでないとも言われてます。鎌倉ではどうでしょうか?
花が少なくなり、今年の中央公園散策も終りが近づいたと実感しました。

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木の実
▲左から、/サンショウ/マユミ/ノイバラ/です。マユミの実がはじけ始めました。
▲左はもうすっかり葉の落ちたハナミズキ。白い笠をかぶっているのは花芽です。右はムラサキシキブ。林の縁にたくさん見られますが、実つきはあまりよくないようです。
▲左はハンノキの果穂、右は枯木のように見えるヌルデです。
草の実
▲左はツルマメの実。公園内のあちこちに見られます。右はツリフネソウ。まだ咲いている花も見かけますが、大部分はこんな実をつけています。
▲左はアキノノゲシ。キク科の中でも特徴ある実をつけます。右はシオデの実。この辺りでは珍しいでしょうか? 花は夏に咲いていました。=> シオデの雌花
▲左はアメリカセンダングサ、右はコセンダングサ(か、シロノセンダングサ)です。種の形が少し違います。

少ない木の花
▲左から/シロダモ/キヅタ/コウヤボウキ/です。シロダモは鎌倉の里山に多い木です。雌雄異株ですが、前年の雌花についた赤い実と今年の雌花が同居していることがあります。この木は雄株のようですが。キヅタはヤツデなどと同じウコギ科です。ヤツデやキヅタも鎌倉ではよく見かけます。ヤツデも公園内のどこかに咲いていたかも知れません。

草の花
▲リュウノウギク ▲ノコンギク
▲ヤクシソウ ▲ミゾソバ


冬芽探しに始まった今年の鎌倉中央公園散策、季節は巡りまたまた冬芽の季節がやってきます。公園内のあちこちに可愛い冬芽や葉痕が見られるようになりました。

▲サワグルミの
葉痕
▲ハナイカダの
冬芽と葉痕


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