■2003.4.7/2003.4.17
桜が咲き始めると急に野の花も増えてきます。中央公園は広いのであまり目立ちませんが、小さな野の花がそこここに咲いています。日の当る草原にはヘビイチゴの群生が目立ちました。木陰にはタチツボスミレ、ツルカノコソウ、ムラサキケマンなどが見られます。湿った所に咲いていたヤマネコノメソウに黒い種ができていました。
田んぼにはタガラシ、オオジシバリ、田んぼ近くにはスイバの雌花・雄花がカラフルな花をつけ、カラスノエンドウが群生しています。ナズナの果実が増えていました。季節は着々と進行中です。

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▲ヒメウズ ▲タチツボスミレ ▲ビオラ・ソロリア
▲キュウリグサ ▲タネツケバナ ▲ナズナ(果実)
▲ヒメオドリコソウ ▲ツルカノコソウ ▲ウラシマソウ
▲シャガ ▲ムラサキサギゴケ ▲クサノオウ
▲キランソウ ▲ケキツネノボタン ▲オランダミミナグサ
▲ハルジオン ▲ムラサキケマン ▲ヤマネコノメソウ(種)


田んぼ付近
▲オオジシバリ ▲タガラシ ▲カラスノエンドウ
▲スイバ雄花 ▲スイバ雌花 ▲スイバ雌花(果実)



ヘビイチゴ? ヤブヘビイチゴ?

■ヘビイチゴとヤブヘビイチゴの違いは、果実を見ると、ヘビイチゴは艶がないのに対し、ヤブヘビイチゴは艶があります。でも、これでは果実ができるまで見分けられませんね。(^^;)
花の時期の見分け方はあまり自信がありませんが、図鑑等によると次のように書かれています。花弁の隙間から三角の萼が見えていますが、更にその間に花弁状のもの(副萼片という)が見えます。(写真右参照) ヤブヘビイチゴはこの副萼片が大きく、上から花を見た時にも張り出しています。 ヤブヘビイチゴ参照
ということは、上の写真はヘビイチゴでしょうか? 葉の色もヤブヘビイチゴは濃い緑、ヘビイチゴは黄緑といいます。今度はもっと注意して見てみようと思います。



タンポポ

■何種類かのタンポポがありますが、一般的な見分け方として、関東なら「萼片の反り返ってないのがカントウタンポポ、反り返ってるのがセイヨウタンポポ」とよく言われます。しかし、そう単純ではなく、多くのタンポポは交配種であるという話も聞きました。
鎌倉のあちこちで時々花をひっくり返してみていますが、反り返ってないものの方が多いような気がします。これらも交配種なのでしょうか?


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