タイのスラタニに住んでいる知人のKさんから毎日のようにタイの生活事情についての
メールが写真つきで送られてくる。
ところが、10月28日に突然ストップした。
どうしたのかと思っていると11月はじめに突然Kさんより電話があった。「タイからか」と聞くと「昨夜横浜に帰って来た」パソコンがフリーズしてタイのパソコンショップへ修理を頼んだが、『明日出来る』『明日出来る』と言ってラチがあかない。しか
もタイではパソコンはかなり高い。丁度帰国する用事があってので日本でノートパソコンとソフトを買いに来た」と言う。
Kさんは技術関係の雑誌を編集出版している人で、コスト削減のために,2年前からスラタニに渡り、タイ人と同じアパートに住み、パソコンを使って編集をしている。
Kさんからタイでの生活について次のレポートがある。
タイ人からは「お前は日本人なのにホテルに泊まらないで,こんなところにいるのか不思議だ」とよく言われる
この夏には、ピストルを構えた3人の警官に踏み込まれ6帖一間の部屋を家捜しされた。理由はスパイ容疑と言う。片言のタイ語と英語でやっと引き上げて貰った。
時には、日本人は金があると思われて、「母が急病だ」とか「子供が怪我をした」と言っては金を借りに来る。やむを得ず貸してやると、後で、母親も子供もピンピンと元気にしているのがわかる。。「うそをついたな」と言っても、ニヤニヤするだけ。「金を返せ」と言うと「明日」「明日」と言って逃げる。仕舞には「来世で返す」と開き直る。金持ちが貧乏人に金を貸すのは功徳と言うことらしい。しかし、タイの金貸しは月に20から30パーセントとっている。
しかし、タイ人と同じアパートに住み、同じ食べ物を食べていると,だんだん皆もわかってきて親切にしてくれるようになった。
11月半ばにタイに戻ったKさんから早速メールが入ったが,今度は写真がついていなかった。パソコンが壊れたために,バックアップしていた編集データーは助かったが、メールアドレスやスラタニで撮り溜めした写真は全てなくなった。アドレスはノートやメモから100件ぐらいはわかったが,後がわからないので、知っている人のメールを教えて欲しいと頼んできた。
私も夏にハードデスクが壊れて,交換したが,Kさんと同じようにメールアドレスがなくなって困ったことを思い出しKさんの困惑ぶりが目に浮ぶ。