初めての画像処理(2)
― フリーソフト・Vixを使って ―
2003.1.31

前回は前置きで終ってしまいましたが、今回はフリーソフト・Vixを使って簡単な写真加工をやってみましょう。まず下記(作者のページ)から最新バージョンをダウンロードしてパソコンに保存して下さい。2003年1月31日現在、最新バージョンは2.21です。
http://homepage1.nifty.com/k_okada/

[註] 保存したファイルは「lzh形式(拡張子がlzh)」ですので圧縮されています。これを解凍します。解凍には解凍ソフトが必要ですが、お持ちでない方は窓の杜やベクターなどに行ってフリーのものをダウンロードして下さい。+lhacaがおすすめです。

さて、+lhacaでVixを解凍すると、どこかに「vix○○○」というフォルダができ、その中に「vix.exe」他四つ(?)のファイルが入っていると思います。その中の「vix.exe」をダブルクリックして下さい。これから度々使うので、「vix.exe」のショートカットを作ってデスクトップに貼り付けておくとよいでしょう。

Vixはフリーソフトでありながら、画像管理、画像ビューア、画像加工の機能を備えた統合画像ソフトです。こんな多機能で使いやすいソフトをフリーで使わせていただいていいのか?と思うほど。私も毎日お世話になっています。(^^;)

Vixは自分好みに様々なカスタマイズが可能ですが、今回はそれは置いといて、なるべくデフォルトの状態で使ってみることにします。今回は画像加工がメインの目的ですが、その前に“誰にも嬉しいVixの機能”であるビューア機能について触れておきます。

ビューアとして
Vixでまず誰もが感激するのは、画像ビューアとしての機能でしょう。vix.exeを起動すればお分かりのように、右画像のような画面が現れます。画像を入れているフォルダを開けてみて下さい。フォルダ内にある画像がサムネイル表示されます。ちなみに、初期状態ではこのサムネイル画像の大きさは120×90ピクセルですが、自分好みに変えることもできます。操作性はWindowsのエクスプローラと同じようなものと思えばよいでしょう。
こうやって画像一覧ができるだけでもVixのありがたみを感じますね。

ここで一つカスタマイズしてみましょう。今、画像の下には拡張子なしのファイル名が表示されていると思いますが、「表示」→「表示情報」をクリックして、もっと色々な情報を表示させることができます。

今これから、「サイズ」「日付」「画像情報」「拡張子」を表示させることにします。すると左画像のようになったはずです。ファイル名に「.jpg」という拡張子が表示されました。○○KBはファイル容量、その次の日付はそのファイルの最終更新日時(デジカメから取り込んだ画像なら撮影日時)です。画像情報は画像の横×縦サイズ(ピクセル数)と色数です。

これらの情報を表示させることによって、これから始める画像加工がしやすくなります。

それでは1枚の写真を加工してみましょう。今回の目的はデジカメで撮った写真画像をホームページで使ったり、メールに添付して他人に送ったり、画像掲示板に投稿できるようにすることです。


[例題] 1600×1200ピクセルの画像(335KB)の一部を切り取って、縦横比を変えないで、500×375ピクセルの画像を作り、適度に圧縮して保存する。

トリミング
・画像をダブルクリックして原寸大に表示する。
・マイナスの虫めがねアイコンをクリックして、扱いやすい大きさに縮小表示する。
・「編集」→「トリミング」をクリックし、縦横比を4:3に固定する。
・構図を見ながらマウスドラッグで切り取り枠の移動・伸縮を決める。
・決まったら、「実行」ボタンを押す。

目的の部分が切り取られ、原寸大で表示されたはずです。次に縦横サイズ変更(リサイズ)をしてみます。

リサイズ
・「編集」→「リサイズ」を選ぶ。
・「縦横比を変えない」にチェックを入れ、サイズ指定を「500」×「375」にする。方法は「3次補間」、「シャープネス」にチェックを入れ、「OK」を押す。

これでトリミング・縮小された画像が取り出せました。この画像を保存しましょう。

保存(圧縮保存)
・「ファイル」→「名前をつけて保存」→「JPEGで保存」を選ぶ。
・「JPEG保存」の画像が出たら、「プレビュー」ボタンを押して右側にも画像を表示させておく。
右側の画像は現在の条件で保存した場合、どんな画像になるかを表しています。画質100のままだとこの画像は162KBになることが分かります。


・画質を決める。
右へ行く(数字が大きくなる)ほど、画質はよくなりますが、ファイル容量は大きくなります。画質を色々変えてプレビューボタンを押してみて下さい。その度にサイズ欄にファイル容量が表示され、右側画面に保存される画像が表示されます。画質を下げるにつれ、どれぐらい画像が荒れるかを確認しながら画質を決めることができます。これはVixの大きな特徴です。ここで画質を下げることを別の言い方で言うと、「ファイルを圧縮する」と言っています。
画質をどこまで下げたらよいかは、どれくらいきれいな画像がほしいか、また、ファイル容量を何キロバイトまでにしたいかにもよりますし、また、それらは画像の種類(遠景か近景か、背景がぼけているか背景もはっきり写っているか、など)にもよりますが、ここでは70にしてみましょう。

・画質70にしてプレビューボタンを押す。
すると、サイズは23KBになりました。右側の画像を左側のと比べてみても、大して荒れてないと思います。

このように「トリミング」→「リサイズ」→「画質変更(圧縮)」することによって、元画像に比べてずい分軽い画像が得られました。元画像(1600×1200ドット、335KB)のままHPに掲載したり、画像掲示板に投稿することはできませんが、これなら大丈夫でしょう。メールに添付して他人に送っても文句を言われることもないでしょう。

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